最近テレビで気になったCMがありました。SKY株式会社の「テレワークの努力を見落とさない」です。テレワークで仕事を頑張っている人をちゃんと管理できるというものです。裏を返せば、仕事していない人を管理するってことです。
仕事の結果が数字で定量的に管理できる営業職や製造は管理しやすいですが、他の職種では結果ではなくプロセスが評価されることが普通です。このためCMにあるような管理システムが必要なんでしょう。しかし、今の所日本の商慣習にはテレワークは適切な形態ではないのです。テレワークは大手企業では導入されやすいですが、業務を受託している中小企業には適していません。プロセスを管理評価せざる得ない企業にはテレワークの導入を勧めません。メリットよりもデメリットの方がはるかに多いいからです。
最も重要なことは、管理ツールの導入にはカネがかかるしそれを運用するために莫大な業務が増えることです。導入前に十分な費用対効果の検討が必要です。