ソフトバンクがスプリントを手放した。当初、孫さんなら“やれる”との見方が強かったが、孫さんでもダメだったかという感じである。

この件で思い出すことはドコモの海外投資だ。2000年にオランダのKPNモバイルに4000億円、英国のハチソン3GUKに1900億円投資した。ハイライトは2001年、米国の携帯電話会社AT&Tワイヤレスに1兆2000億円を投資した。海外事業はいずれも失敗したにもかかわらず、2009年にタタ・グループのタタ・テレサービシズ(TTSL)に2600億円出資したが、これも失敗だった。

なお、注目したいのはKDDIが2014年にミャンマーの通信事業に参入した件だ。これは現在進行中で事業の行方を見守っていきたい。(KDDIの友人が4月にミャンマーに異動になった)

余談だが、i-mode等での海外展開を通して感じたことは、サービスの海外進出はとてもハードルが高いということだ。成功のキーポイントは“ローカライズ”だ!